menu

サンキュー! #1/60 記憶のプレゼント「54年前の名古屋駅」

2016/07/07

シェアする つぶやく 共有する LINEに送る
11年後にはリニア開業で大きく様変わりする名古屋駅。
今回は1962年当時の名古屋駅の蔵出し映像を発見
そこには夜になっても途絶えることがない人波やどこか人間臭さを感じる町並みがなど今の名古屋駅の原点ともいうべき貴重なシーンが収められていた。

※2016年6月14日放送『イッポウ』より

名古屋駅の歴史を見る―――

先月、CBCに長期間眠っていたフィルムが見つかった。
これは1962年 昭和37年頃のフィルムの映像。
そこに映っていたのは・・・・

大きく変貌する直前の名古屋駅西
昭和39年の東海道新幹線開通に向け、高度経済成長の真っ只中

その駅西は戦後、焼け野原となったところに闇市ができ、
混沌とした中から、今の町が形作られていった

現在大きく様変わりした町は、11年後にはリニア開業を迎える

名古屋駅西椿地区で活動する街づくり協議会の皆さんへ―――

54年前の映像を見てもらうと・・・・

「冨士屋!俺の親父の家だ!乾物屋やった。」

冨成さん一家は50年前の名駅再開発で自宅の土地を減らされ、立退きを余儀なくされた
さらにリニア開業で自宅の真下に新駅が出来るため、自宅の撤去がすでに決まっているという

駅前の商店街の皆さんへ―――

最盛期には全長500mの通りに70件もの店が立ち並び多くの買い物客で賑わっていたという
名古屋駅駅西銀座通り商店街
当時を知る商店街の皆さんにも映像を見てもらった


商店街の方は、当時を振り返って
「この時代は、何をやっても売れた時代。大阪からも買いに来た」と語った。

老舗 椿魚市場の社長さんへ―――

「今の建物が出来る前の木造の市場。ほとんど道路で商売している。それが普通だった。」

そして現在の名古屋駅へ―――

昭和39年の新幹線開業に向けて、再開発が一気に進む名古屋駅西
駅近くの建物は取壊され、鉄筋コンクリートの高架橋と新たな駅舎が作られていく

名古屋駅はリニアの時代へ―――

リニア開業に向けて変わっていく名古屋駅西を見届けようと頻繁に訪れているのが
街づくりの研究が専門の名古屋私立大学林浩一郎准教授
映像を見てもらうと・・・・

「これからのリニアの開発と東海道新幹線の開発は、これほどまでに時代の隔たりがあるのかと驚く」
そして思いをあらたに・・・


「その土地の遺伝子を引き継いでいくという思いがないと、どこも同じ場所になってしまう。
こういう時代があったんだと記憶した上で、新しいものに変わっていく必要がある」

昭和37年――
見つかった映像には、あらたな街の基礎を築くため動き出し、活気に溢れた街や人が映っていた。
次はリニア新時代。駅西の新たな転換点がまたやってくる