2月27日水曜日 精神腫瘍学 サイコオンコロジー(2)
 
 名古屋市立大学病院こころの医療センター副センター長 明智龍男先生のところには、よく患者さんのご家族から『自分は力になれるんだろうか』『本人と、どう接して良いのかわからない』などの相談が寄せられるそうです。それに対して、明智先生は『ご家族は、いるだけでも力になるんだということを知っておいてください。逆に、腫れ物に触るように過度に気を遣うと、患者さんは孤立感を感じます。お互いを思いあうあまり、独特の沈黙がうまれてしまったりするかもしれませんが、それを超えて、病気、もしかしたら、将来の死のことまで、いろいろな話題をオープンに話しあうことが出来れば理想的ですね』とおっしゃいます。時には、治療方針などで対立することもあるかもしれませんが、そういう場合でも、やはり話を続けることが大切で、そのプロセスの中で、様々な問題が共有できるようになるんだとか。
 また『患者さんのご家族は、患者さんと同じぐらい、場合によっては、それ以上の心の辛さを経験することがあります。ご家族は、患者さんに対してケアを提供する立場でもありますが、同時に、自分もケアを受ける必要があるという認識も必要だと思います』とのこと!
 最近は“家族は第二の患者である”とも言われるようになりました。それほど、患者さんのご家族は、人知れず大きなストレスを溜め込みやすいもの。専門家の門戸は、患者さん自身だけでなく、そのご家族にも開かれています!

“ピンクリボン”は“乳がんの早期発見・早期治療を呼びかける行動”のシンボルマークです。