7月4日水曜日 乳がんの指標は“10年生存率”が一般的!
 
 皆さんは『5年生存率』という言葉、耳にされたことはありませんか?!胃がんや大腸がん等の他のがんでは、この“5年生存率”が指標となることが多いのですが、乳がんの場合は、ゆっくり大きくなるケースが多いため、通常“5年生存率”でななく“10年生存率”が目安になります。
 今回は、中日病院 乳腺科 森田孝子先生に、スウェーデンの統計資料を見せてもらいました。(“乳がん先進国”と言われるスウェーデンでは、長年にわたって乳がんに関する詳細な調査が行われていて、なんと“20年生存率”のデータが存在します。)それによると、乳がんの中でも“乳管の外に出ないタイプ”(非浸潤がん)の場合の“20年生存率”は約95%!これは“ほとんど治る”と考えても良い数字ですよね。同じく、1cmの大きさの場合は約90%、そして1.4cmの場合は約85%。しかし、それ以上、大きくなると、生存率はカクンと落ちていきます・・・。2cmの大きさでは約75%という数字。1.4cmと2cmの間には、大きな差があるんですね。
 しかし、自分で“しこり”に気付いて、外来を訪ねる方の平均は2cmと言われます。となると・・・やはり、威力を発揮するのは、早期発見が得意なマンモグラフィー等の検診です!いかがですか?!その重要性、再度、実感して頂けましたでしょうか?!

“ピンクリボン”は“乳がんの早期発見・早期治療を呼びかける行動”のシンボルマークです。