暮らしに鉄分
「永岡歩の伝説大発見や!」
 
 
2月6日木曜日 三穂太郎伝説
 

むかし、むかし。
岡山県奈義町の山、那岐山。そこを治めていた親方様。
ある日、
美しい人に出会い、恋に落ち、一緒に住み、子が産まれた。
幸せな生活だったが、一つだけ奥さんから注文があった。
乳を飲ませている時は見てはいけない。
しかし見てしまった。すると、そこにはおろちが!
「見られたからには、ここにはいられません。」と消えてしまった。
親方様は子供とおろちを探しに山へ向かった。
山奥にいたおろち。一つの玉を置いてまた消えた。
その玉を泣く子に舐めさせたら、泣き止みどんどん大きくなった。
2000mを超える大男に!
大きいだけではない、頭も良かった。
おかげで京の帝に三穂太郎という名ももらった。
2人の娘から求婚された太郎は、豊田姫という気立てのいい娘を選んだ。
すると、選ばれなかった小夜姫が太郎の草履にさびた釘を仕組んだ。
それを踏んだ太郎はのた打ち回った。
やはり、おろちの子。金属のさびが一番苦手だった。
そのまま死んでしまった太郎。
肉体は弾け、太郎の血がしみこんだ地は「くろぼこ」と呼ばれた。
そこは今では美味しいおコメがとれる豊かな土地になった。

岡山県奈義町 入澤知子氏