暮らしに鉄分
「永岡歩の伝説大発見や!」
 
 
1月23日木曜日 鐘の緒伝説
 

むかし、むかし。
兵庫県宝塚市を治めていた多田行綱。
たいそう信心深く中山寺に熱心に足を運んでいた。
しかし問題は奥さん。
旦那は浮気しているに違いないと思い、問い詰めてくる。
何度お参りだと言っても信じてくれない。
そんな日が続き、春になった。
辺りは桜がきれいな時期。中山寺も桜の名所。
「一緒に桜を見に行かないか?」奥さんを誘います。
ようやく二人で中山寺に行ける事になった。
桜の広がったその景色は、奥さんの心を解放した。
鰐口の鐘をならそうと鐘の緒を持った瞬間!
奥さんの髪が解け、鐘の緒に絡み、吊るし上げられた!
皆どうすることも出来ない。
そこに住職が来て念仏を唱えた。
すると髪もほどけ助かった。
「あなたの厚い信仰心にやきもちをやいておりました。」と素直になりました。
それからは、夫婦仲睦ましく暮らしていきました。

兵庫県宝塚市 廣田紀美子氏