暮らしに鉄分
「永岡歩の伝説大発見や!」
 
 
1月9日木曜日 鶴柿伝説
 

むかし、むかし。
山口県周南市の八代の上空を鶴の親子が飛んでいた。
その鶴は下に柿が見えた。子鶴は食べたくなった。
しかし、直接、枝には留まれない。
そこで、そこにいたカラスに柿を取ってもらえるようお願いした。
しかし、硬い柿しか落としてくれない。
しまいには、硬い柿を子鶴に向かって投げてきた。
と、それを見たお百姓さんが子鶴をかばい、カラスを追い払ってくれた。
そしてよく熟れた柿を子鶴に渡した。
喜んで鶴たちは飛んでいった。
それからしばらく経ったある日。
そのお百姓さんの息子が、柿の種を喉に詰まらせた。
どうしようもなく困っていると、鶴がやってきた。
そして、細いくちばしで喉の種を取った。
「助かりました!しかし、柿は種が多いのが問題だ。」
すると、これを聞いた鶴が、種をなくすように神様にお願いした。
それからこの地区の柿は、干し柿にすると種がなくなりました。

山口県周南市 逆井歌代氏