9月17日水曜日 疼痛治療(2)
 
 内服薬・貼り薬・坐薬・・・等々、疼痛治療は“ふだんと変わらない生活”が目標の1つですから、お薬も“手軽に、簡単に”の方向に、どんどん進化しています。さらには、急に痛みがくる“突発痛”に対応できるよう、服用から30分以内に効果を発揮するための粉末やゼリー状の内服薬も登場しました。点滴ですら“シリンジポンプ”という“携帯電話2個分”ほどの大きさ(7×12×13cm)にまでなっていますので、これなら旅行も可能ですね。
 患者さんの中には、やはり“麻薬”という言葉に抵抗感を示す方もいるそうですが、愛知県がんセンター愛知病院 緩和ケア科 部長 野田淳子先生は、よく“実は、人間の脳の中にも、麻薬とよく似た物質は存在している”という話をするそうです。たとえば、ケガをした時。最初は激痛が走りますが、そのうち、痛みは和らいできますよね!これは“痛みの刺激に反応して、脳の中で、鎮痛作用を持つモルヒネのような物質(エンドルフィン・エンケファリン・ダイノルフィン)が出る”からなんです。こう聞くと、なんとなく抵抗感も薄れませんか?!
 ただし、残念ながら、お薬には副作用はつきものです。この場合の代表的な症状は、吐き気と便秘。でも、安心してください!ちゃんと、緩和するお薬が出てきています。やはり大事なのは、主治医の先生とのコミュニケーションですね!