9月10日水曜日 疼痛治療(1)
 
 がんの痛み・・・愛知県がんセンター愛知病院 緩和ケア科 部長 野田淳子先生によると、進行がん患者のうち8〜9割の方は痛みを訴えますが、中には、ほとんど痛みを感じずに終末期を迎えられる方もいらっしゃるそうです。
 がんが体の正常な細胞を壊すと、その場所で痛みを感じる神経が刺激され、それが脳に伝わって“痛い”と感じるのが、多くの“がん性疼痛”のメカニズム。また、がん細胞の塊が、神経に食い込むといった状態で痛みが発生する場合もあります。そして“痛み”とは“脳で感じる”感覚でもあるので、不安や恐怖といった心理的な影響で“痛みを増強して感じてしまう”こともあるんだとか。
 痛みが出始めた初期段階では“消炎鎮痛剤”(風邪や頭痛の時に処方されるような鎮痛薬)が使われることが多く、その後、症状を診ながら“麻薬性鎮痛剤”が使用されたりします。実は、この“麻薬性”という単語にビックリされる方は少なくないそうですが、こういった“医療用”での使用は、まず量がごく少量なのに加えて、お医者様が薬の種類等もきちんと管理してくれますから、まったく何の問題ありません!たとえば“中毒になってしまうんじゃないか”なんていう心配は、まったくの杞憂なんです!野田先生も『痛みを感じたら、我慢せずに積極的に医師に相談してください!』とおっしゃてました!