7月2日水曜日 検診で発見されやすいがん
 
 何度もお伝えしていますが、がんで何よりも大切なのは早期発見・早期治療です!自覚症状のない段階、早期のがんを見つけるために、今、国や各市町村は“集団検診”にも力を入れていますが、実は、X線の画像診断や血液検査など、検診が向いているがん(=発見されやすいがん)に対して、現段階では、検診の有効性について評価がわかれるがんも存在します。
 まず、検診に向くがん、検診が有効ながんの代表と言えば、大腸がん・子宮頚がん・乳がんなど。東京大学医学部附属病院 放射線科准教授 緩和ケア診療部長 中川恵一先生によると、世界的に見ても、これらのがんの検診は、かなりの方が受けているそうです。また、胃がん・肺がん・肝臓がん等の検診も、死亡率の減少に有効だと考えられています。
 しかし、厚生労働省の研究班は、去年、ガイドライン案を公表し、現在、行われている前立腺がんの集団検診について『継続の是非を再検討すべき』と指摘しました。ところが、日本泌尿器学会は、検診を導入した外国での死亡率低下のデータを挙げ、血液による検査を推奨しています。また、すい臓がん等、とても進行が早いために、そもそも早期で発見するのが難しいタイプのがんも、残念ながら存在します。
 がんには様々なタイプがあり、検査は万能ではありません。とはいえ、多くの検診は有効性が認められています。つまり、やはり自覚症状が出る前に発見して早期に治療する、これに勝る治療法はないわけです!皆さんも“がん年齢”に達したら、定期検診をお忘れなく!