6月18日水曜日 がん登録(2)
 
 先回お伝えした“がん登録”等で得られたデータをもとに分析した結果、今、増えているがんは何なのか、また逆に、減っているがんは何なのか、が見えてきました。
 愛知県がんセンター研究所 疫学・予防部 部長 田中英夫先生によると、日本では、胃がん・肝臓がんが減る傾向にあり、前立腺がん(男性)や乳がん(女性)に加えて、結腸がんが増えているそうです。これには、検診技術が向上・普及して、今までは埋もれていた例が掘り起こされてきたという背景もあるそうですが、やはり、結腸がん等の増加は、ライフスタイルの変化が要因として考えられるんだとか。具体的には『食生活の欧米化によって、ご飯や野菜中心の食事からお肉や繊維質の少ない食事に変わってきていること、また、運動不足もあげられますね。座ることの多いライフスタイルによって、食べ物が腸を通過する時間が長くなって、その分、腸が発がん性の物質にさらされる時間が長くなっていますから!』(田中先生)とのこと!また、過度の肥満も体に良いわけがありませんし、女性の場合は、乳がん等のリスク要因として、出産回数の減少も考えられています。
 こういった傾向は、今後、全国の“がん登録”がさらに充実していけば、もっと様々なことがわかってくるはず!国も力を入れている“がん登録”の重要性、おわかり頂けたでしょうか?!