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日本では、戦後しばらく、手術が有効なケースが多い“胃がん”が多数を占めていたことは、以前にもお伝えしました。そういった背景から、がんの治療は、主に外科の先生方が担当、さらには、抗がん剤治療(化学療法)も、これまでは約8割が外科の先生方の担当です。しかし、抗がん剤は点滴や飲み薬で内科の分野、さらに最近は、化学療法を専門にする“腫瘍内科”という分野も登場して、内科・外科・放射線科等々のチーム治療も増えてきました。
しかし、放射線治療の専門医が少ないのと同様、まだまだ腫瘍内科の専門医も、まったく数が足りないのが日本の現状です。東京大学医学部附属病院
放射線科准教授 緩和ケア診療部長 中川恵一先生も『アメリカでは、腫瘍内科の専門医が1万人以上いるのに、日本では約200人です。非常に問題です!』とおっしゃいます。法律の制定・施行が遅れたのと同様、残念ながら、この分野でも、アメリカや他の“がん先進国”に遅れをとっていることは否めません。
腫瘍内科の専門医も、1人を育てるのに10年はかかるという現実があります。しかし、何度もお伝えしているように、もう『がん=手術だけ』という時代は終わっています。日進月歩で治療方法や新薬の開発が進む中、各現場では、それを担う人材の育成にも力を注いでいます。 |
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