番組審議会

2015年

第25回 株式会社CBCラジオ番組審議会

開催日 平成27年9月4日(金)
出席委員
(敬称略・五十音順)
太田睦男 金森茂明 団野 誠(副委員長)
堀田あけみ 松尾清一(委員長)
議題 1. 番組審議
平成27年日本民間放送連盟賞 中部北陸ブロック
ラジオ報道番組部門 地区1位
「狩りと駆除のはざまで
〜里へ降りてくるどうぶつたち」
2. 2015年秋改編説明
3. その他
1. 番組審議
平成27年日本民間放送連盟賞 中部北陸ブロック
ラジオ報道番組部門 地区1位
「狩りと駆除のはざまで 〜里へ降りてくるどうぶつたち」
放送日時 平成27年8月22日(土)21:00〜22:00
プロデューサー 後藤克幸/細井麻郎
ディレクター 森 理恵子
ミキサー 舘 一孝
ナレーション 古川枝里子(CBCアナウンサー)
出演 村瀬隆夫(猟友会)、ほか

《企画意図/内容》

「有害鳥獣駆除隊」をご存知でしょうか。
深刻化する野生動物による農作物被害に対応するため、農水省は、各自治体に「有害鳥獣駆除隊」の設置を促しています。主な担い手は、狩猟免許を持つ猟友会です。
岐阜県の中山間地域、山県市(やまがたし)で、地元猟友会の会長をつとめる村瀬隆夫さん(69歳)は、建設会社を経営するかたわら、市役所からの依頼で「有害鳥獣駆除隊」の任務を請け負っています。狩猟免許を持っている自分たちにしかできない任務だという自負と使命感を持つ一方で、本来の狩猟を楽しむ日頃の猟友会の活動にはそぐわない、「殺処分」だけが目的の「駆除活動」に違和感を抱いています。
そもそも野生動物はなぜ、人里へ降りてくるようになったのか?背景には、野生動物乱獲の歴史、後手に回ってきた動物保護対策や国の森林政策による影響など、様々な要因が複雑に絡み合っていると専門家は指摘します。
特に問題が深刻化すると言われているのが、一部地域では絶滅の危機にあるとされるツキノワグマの扱いです。人里への出没でニュースになることが増えていますが、捕獲された場合、殺処分するのか山へ放すのかについて明確なルールがなく、自治体によって対応はバラバラです。2010年に愛知県瀬戸市で起きたクマ騒動を紹介しながら、野生動物問題の複雑さを伝えます。

番組では、「有害鳥獣駆除隊」を中心に追い、実態を紹介しながら、その背景にある問題を探り、「野生動物と人はどう関わっていけばよいのか」を問いかけます。

なお、動物を殺処分する取材にあたっては、猟友会の方と話し合いを重ね、番組主旨などのご理解を得て収録させて頂きました。

《審議委員の主なご意見》

  • 都会に住んでいると分からないが、全国どこでも身近にある問題だと感じた。
  • 自然や動物と人間とのかかわりは永遠のテーマであり、何度も放送して多くの人に知ってもらいたい内容だった。
  • 猟銃の音や鹿が処分されるときの声など、印象深い音が多かったが、過多な演出に走らず、問題にきちんと向き合っていて良かった。
  • 猟友会の人の苦労や行政の対応が遅れがちな事がよくわかったが、行政側の反論や政策への踏み込みがもう少し欲しかった。
  • 鹿の断末魔の声は、放送に適しているのか疑問だったが、「こういうことをしたくない」というメッセージになっており、あって良かったと思った。
  • タイトルが文学的で大事な問題をぼかしている気がした、もっとストレートな題名でも良かったのではないか。
2. 2015年秋改編説明
2015年秋改編(9月28日〜)のテーマと新番組の内容について説明。
3. その他
FM補完放送について説明。

一覧に戻る

Page up