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特集
10/08/2008
03 家事がしやすい動線と収納

「子どもたちと料理がしたい」という奥様のご希望で、K邸のキッチンはアイランド型です。「一緒に餃子を作ったり、活躍しています」とのこと。IHクッキングヒーターなので不燃制限の壁が要らず、スッキリしたキッチンになっています。「手入れも楽ですよ」。

「何かしながら、他のこともできる。家事がすごくしやすくて快適です」と、奥様が大満足の理由は、家事動線にあります。キッチンからユーティリティ、洗面所、そしてお風呂へと直線で動けるのです。さらに「オープンにできるように、それぞれの仕切りは引き戸にしてあります」と、建築家の田中英彦さん。何気ないけれど、暮らしやすい。そんな気配りがK邸には随所に見られます。
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1階平面図

キッチンからデッキに出られるのも、その一つ。デッキでバーベキューをするときに便利なのはもちろん、ゴミをサッと外に出して分別できるようになっています。毎日のことですから、この手軽さは嬉しいですね。

どこに何を収納するか、K邸はとてもよく考えられています。キッチンの収納には、お嫁入りの時にお母様が揃えてくれた家具も、大切に組み込まれています。

アイランドはダイニング側にも引き出しがあります。「自分で用意をさせたいから」と、子どもたちのハンカチ、ナプキン、給食袋などがきちんと収納されています。その他に、細々した家事用品やお菓子なども。

キッチンの天井には、「木の吹き抜けにあこがれていた」という奥様のために、立派な木の梁が設けてあります。ここでちょっと注目していただきたいのが、照明です。天井からニョッキリ出ているように見えます。でもK邸は天井=2階の床、つまり厚い一枚の杉板。天井裏はありません。では、電気はどこから来ているのでしょうか?

実は、田中さんの指示に従って、材木を組み立てた後、大工さんが線の収まる溝を掘っておきます。その溝に電気屋さんが配線していくというわけです。でも、もし溝が間違っていたり掘ってなかったりしたら、電気屋さんはどうするのでしょう?何気ないデザインですが、まさに「大工さんと電気屋さんの技の集合」なのです。

ダイニングテーブルはタモの木の一枚板。メッシュのチェアは、「実は、田中先生の事務所にあった椅子が気に入って、同じ物をと注文したんです」。色や素材もアドバイスしてもらいました。

キッチンの隣のユーティリティ。お子さんがサッカーをしておられるので、服や靴下がいつもドロドロのK家にとって、水とお湯の出る洗い場は必需品です。

その隣の洗面所。理科の実験台みたいなシンクとコルクを使った手作りの洗面台。これだけの幅があれば、子どもたち3人が並んでも大丈夫ですね。(左写真撮影:スタジオコア 吉田修三)

その背後の収納は、階段下を利用しています。下の段にはビールなどの重いもの、そして「子どもたちが自分で出せるように」と靴下や下着もここに収納。向こうのリビング側にも収納があります。「階段下が半分ずつ利用できるのがいいですね」と、奥様。

リビングから洗面所を見たところ。

そして、ご主人のご希望で洗い場の広いお風呂。家族でワイワイ入れます。

無垢の木を使ったトイレ。何となく贅沢な気がするのですが・・・「国産材は高いと思われていますが、節が見える1等材を主に使えばそんなことないんですよ。」と、田中さんはおっしゃいます。

これは玄関を入った正面の飾り棚。裏が階段、そして洗面所になります。テレビがここにあるのは、斜め向かいにある畳コーナーから見るため。「玄関に入ってすぐなので、けっこう冒険だったんですが、人の目に付く場所だからこそきれいにできています」と奥様。左側の収納には、習字などの子どもたちのお稽古道具が、パッと持って出かけられるように収納してあります。

ピアノの上には、楽譜やピアノのお稽古に行くバッグを収納。子どもたちが、自然に自分の身の回りのことができるように、実によく考えられた収納計画に感心します。


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