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ページ最終更新  2018/7/10 18:59

津保川氾濫の関市上之保地区 市の危機管理の在り方に課題も 岐阜県関市

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 西日本豪雨での死者・行方不明者は、200人を超えました。

 この地方で死者を出した岐阜県関市では、危機管理のあり方に、ある課題が見えてきました。

 市内を流れる津保川が氾濫し、1人が死亡するなどの被害が出た関市の上之保地区では、猛暑の中、住民たちが、ボランティアと共に片付けに追われました。

 関市には、7日土曜日の午後0時50分に、大雨特別警報が発表されました。

 数十年に一度の、経験したことのないような重大な危険が差し迫った異常事態。
 しかし、上之保地区に避難指示が出たのは、特別警報発表から13時間以上も過ぎた翌日の午前2時37分。
 しかも、その30分前に、津保川は、氾濫していました。

 Q:防災無線は聞こえましたか?
 「全然聞こえないです」
 「携帯電話にも緊急ブザーが鳴るようになっているが入っていない。遅れた人もいる。怒り心頭」(住民は)

 津保川の上流域では、上之保と下之保に、水位計が設置されています。

 このうち下之保には、水位による避難判断の基準を関市が定めていましたが、上之保については、この判断基準が設定されていなかったのです。

 「実際、全ての水位計と映像をチェックしていたということは、ありませんでした」(関市 危機管理課 波多野一人課長)

 「自分の判断で、行政を当てにできないので、「早めの避難を」と触れて回った」(住民は)

 10日午後、被災地を視察した岐阜県の古田知事は。

 「急速な雨量の変化と急速な流量の変化というのを、もろに受けたというか、どこまで危機管理を徹底していくか、落ち着いた所で、丁寧に検証したい」(岐阜県 古田肇知事)

 住民の判断で被害を抑えられたとも言えそうな、関市上之保地区の水害。
 次の事態に備え、早急な対策が求められます。(10日18:58)