名古屋国際音楽祭
 
2014年度のプログラム
7月5日(土)開場 13:30 開演 14:00 愛知県芸術劇場コンサートホール
伝統のスイス・ロマンドに、話題の山田和樹、世界のDAISHINが共演する、珠玉のロシア・プログラム。 首席客演指揮者:山田和樹 ヴァイオリン:樫本大進 スイス・ロマンド管弦楽団
公演レポート
冒頭の大編成での「アルルの女」から管が華々しくきらめき、名古屋の聴衆に“山田ロマンド見参”を鮮烈に印象付けた。続く樫本大進のチャイコフスキーは、美音のカンタービレはもとより、実にヴァリエーションに富んだ表情と気迫を見せ、往々にして緩みがちにもなる1楽章のリフレインでも決して聴衆を逸らさない、さすがのパフォーマンスであった。また、彼に拮抗するくらいこの夜、絶好調であったのが第1フルートのサラ・ルーメルで、オケから浮上する音色と表現力が際立っていた。彼女は、「シェエラザード」でもソロ・ヴァイオリンと並ぶ喝采を浴びていた。山田は、プローベからロマンド・サウンドの源泉を引き出すような真摯なタクト捌きで、今後も目が離せないカップリングと言えるだろう。


事前告知
 

創設者エルネスト・アンセルメとの数々の名演、特に100タイトルを超えるアルバムや、ブリテン、ドビュッシー、ストラヴィンスキーほか、多くの作品初演で高い評価を得ているスイス・ロマンド。色彩感溢れるロマンド・サウンドは、世紀を越えて綿々と受け継がれてきた。
2009年ブザンソンで優勝し、一大旋風を巻き起こした山田和樹、ベルリン・フィルの第1コンサート・マスターとして日本音楽界を牽引する樫本大進との共演で、定評あるフランス/ロシア・プログラムを披露する。

 
山田和樹 樫本大進

指揮 山田和樹
ヴァイオリン 樫本大進
管弦楽 スイス・ロマンド管弦楽団
プログラム ビゼー:アルルの女 第2組曲より「メヌエット」「ファランドール」
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品35
リムスキー=コルサコフ:交響組曲「シェエラザード」 作品35
公演日 2014年7月5日(土)
【開場】13:30 【開演】14:00
会場 愛知県芸術劇場コンサートホール
料金 S¥14,000 A¥12,000 B¥10,000 C¥8,000 D¥6,000